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zoom RSS 百田尚樹(作家)ってどんな人?〜TV「情熱大陸」より

<<   作成日時 : 2013/06/10 07:30   >>

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 書店員が選んだ一番売りたい本の1位となった『海賊とよばれた男』は、「2013年本屋大賞」を受賞しました。著者の百田(ひゃくた)尚樹さんは、自称《しゃあないおっさん》ですが、確かにその風貌と話しぶりから《大阪の変なおっさん》といえそうです。《おっさん》とは関西では「おじさん」の他に「僧侶」の意味もあるからです。

 ではその《変なおっさん》ぶりとは? (敬称略)
(1)本が乱雑に散らかった部屋で、「こういう感じの部屋の方が落ち着くんですか?」
百田:落ち着かへん!いやや、こんな部屋。 と言った後でくしゃみ4回。だいぶほこりがたまっているようですね
(2)本屋大賞授賞式の挨拶で
百田:文学賞で最高の賞です。直木賞なんかよりもはるかに素晴らしいです。
(3)朝日新聞の取材で、「今のご活躍をご自身ではどういう風に捉えてますか?」
百田:今だけですわ。村上春樹さんなんかから見たら、ゴミみたいなもんですわ。
(4)『週刊文春』の対談で、阿川さん「直木賞はやっぱり欲しいですか?」
百田:もういらないです。欲しい言うてもくれへんのでね。それやったら「いらん」て言うといた方が気が楽やから。
(5)(好きに話していて)出版社は何も言ってこないですか?
百田:あのおっさんはしゃあないとあきらめてますね。あのおっさんの口を封じることはできひんやろと。
(6)大阪の書店へ行って、「文芸書ランキング1位」の所で自分の本を見つけると、書店員に向かって
百田:これ1位ですか?私が来るからって、入れ替えたんと違いますか?

 思ったことをズケズケ言うところが、自称「しゃあないおっさん」の所以でしょうか。百田さんは1956年大阪生まれ。お母さんによると、「みんながお遊戯する時でも、協調性がなくて全然一緒にしないので、この子頭がおかしいのと違うかなと思って、悩んだことがありました」 やっぱり根っこは子供の時からあったようですね。

 その後大学を中退して放送作家になり、20代の頃は10本を超えるレギュラ−をかかえて、ひたすら企画を考えていた時期もあったそうです。今も続けているのは「探偵!ナイトスク−プ」で、放送25年間で平均視聴率が20%という人気番組です。

 50歳になって小説家に転身したのは、「残る仕事がしたかったから」だそうですが、処女作の『永遠の0』は戦争と特攻隊について書いて250万部を売り上げましたが、書いている時にはお父さんは末期ガンで、そこには父親に対する想いが込められていたのです。

 ある書店主催の講演会で、「父親は大正13年生まれですが、戦争で多くの同世代の人たちが亡くなり、戻ってきたら焼け野原で何もなかった。でもその日本を再び立派な国にしました。大正の世代は一言でいうと「人のために生きた世代だと思います。これほど偉大な、不幸な世代はなかったと思います」と言うと、会場はし〜んとして涙ぐむ人の姿も見られました。

 そういう情の深さは本のテ−マにも表れていて、取り上げる世界は多彩で、美容整形を扱った『モンスタ−』や、歴史に埋もれた男に光を当てた『海賊とよばれた男』など、幅広い読者層を獲得することにつながっているようです。

 百田さんは売れる小説を書かないとダメだと思っていますが、そのコツは何でしょうか?番組では《ベストセラ−への道》として9つ挙げていますのでご紹介しましょう。
【1】ネタのアンテナはどこにでも張っておく
 『海賊とよばれた男』は、実は会議のボツネタから生まれたそうです。別の放送作家が考えた物からヒントを得て書いたらしいです。

【2】文章を短くしてテンポをよくする
百田:放送作家を長くやっていたけど、映像っていうのは「リズムとテンポ」なんですよね。ナレ−ションはリズム     が悪かったら見てられないのね。

【3】家族の意見をよく聞く
 奥さんと娘・息子の4人家族
百田:3人の内2人が「ここは面白くなかった」と言う部分は直します。

【4】売れている本は、ジャンルを問わず読む
 売れる理由を知れば、書く時の参考になるからだそうです。因みに最近読んだ本で一番面白かったのは『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(増田俊也著)

【5】売れなければダメと言い聞かせる
 幻冬舎の見城徹社長は
見城:百田さんの登場はすごく小説の世界を変えつつあると思う。作家も出版社も売れてナンボですよ。
百田:売れなくてもいいと言う人もいるけど、それだったらブログに書いといたらいい。
見城:売れる物を書こうと思ったら、面白い物を書くしかないんだよ。

【6】納得するまで自分で資料を集める
 ある週刊誌の結婚詐欺師の記事で、《ああ花婿は来なかった!披露宴は大パニック》を見せながら、
百田:せめて結婚式の前の日に、「オレ結婚せえへん!」て言うたれよね、ひどいことするわ。(涙ぐみながら)結    局ある意味わかったのは、この記事は表面だけ捉えるとすごく笑える話なんですよ。でも実際のところ被     害者のこと考えると、これをコメディ−にはできない。
 彼は8月から始まる週刊誌の連載小説のテ−マを《結婚詐欺師》にしようかと思って、いろいろ資料を集めていたのですが、被害者の心情を考えるととても書けないと思ったのでしょう。

【7】1人で書店へ営業に行く。太田出版の岡社長は
岡:えらいなあと思ったのは、自分で書店を回っているんです、飛び込みですよ。最初の頃は書店で拒否されて  ましたね。「あの人を来させるのはやめて下さい」というのもありましたから。

【8】小さい書店も大事にする
 地方の書店へ行って自分の本にサインをしてました。書店員が「サイン本を買いました」と言うと、「名前を書いてあげよう」と言ってました。1か月でサインしたのは1万冊にもなったそうです。

【9】小説の基本は愛
百田:小説は人間のすばらしさとか、いかに美しいものかということを書いていきたい。人間の嫌な部分を描くの    は事件のニュ−スで充分。

 《結婚詐欺師》の話が書けなかったということが、「作家・百田尚樹」を表していると思いました。人情家である一方で、凝り性でもあるようです。囲碁の井山裕太さんの「六冠達成記念パ−ティ−」では、壇上で彼と対局してましたが、30歳から始めた囲碁はアマチュア5段の腕前だそうです。

 何でも思ったことを口にするざっくばらんな面と同時に、小説を書くときはあらすじを組み立ててから書くという緻密な面の両方を持った百田さんは、やっぱり「小説家」になるべくしてなった人だと思いました。これからもいろいろなジャンルの小説を書いて、読者を楽しませてくれることでしょう。

 





















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