モテない悩みは、詩的に生きれば解決!?~TⅤ「ロッチと子羊」より

 現代人の悩みに対して、哲学者のことばを使って解決しようという企画です。今回もわかりやすく解説してくれるとともに、実践の練習課題を出してくれるのは、山口大学の小川仁志先生です。

*Aさん(38歳・男性)の悩み
 これまで銀行員や新聞記者をしましたが、人間関係に悩んでいた時に福岡県小郡市の自然と出会い、地域おこし協力隊に参加して地産地消などに携わりました。その後、農業に転身してイチゴ栽培を始めましたが、ちょっとしたミスで苗の大半が枯れて、一から買い直しすることになったり苦労したようです。

 そんな中での相談です。仕事で一緒した女性との会話の一例です。
Aさん:今日は暖かいですね。
女性1:暖かいですね。でも私、彼氏います。

Aさん:新幹線、速いですね。
女性2:速いですね。でも私、旦那いますから。

Aさん:新幹線から旦那に飛躍している。このようになるので、女性にアプロ-チしなくなってます。

 ここで、哲学者登場です。
*モラン(101歳・フランスの哲学者)~3回結婚している恋の達人
 「散文的に生きるのではなく、詩的に生きれば、自然と愛されるようになるでしょう」

・散文~新聞や小説など一般的な文章で、理路整然としてわかりやすく効率的
・詩~感じたことを綴ったり、沸き起こる感情を表現するもの
「詩的に生きる」~あるがままの人生を享受する。

 では、詩的な生き方をしたら、なぜモテるのでしょうか?
先生:喜びや感動を素直に表現すると意外性が醸し出されるので、周りの人はハッとして引き付けられ、魅力を感じる。
Aさん:素を出しちゃいけないと思ってやってきた。

 では、職場の周りの女性はAさんをどう見ているのでしょう?
女性3:純粋な人。自分が好きなことに対して、すごく染まりやすくて熱く語る。
女性4:とらえどころがないような。でも、面白いし型にはまってない。いつの間にかいなくなってたりする。

先生:近い人にはわりと詩的なふるまいをしているけど、付き合いの浅い人には散文的にふるまっているのでは?詩的な内面を散文的な殻で覆っている。では、殻を破る練習をしましょう。

【哲学プラクティス】(Aさんに対する質問)
(質問1)数ある農作物から、なぜイチゴの栽培を選んだのですか?
Aさん:簡単ではないのですが、教えてくれる人がいたのでやってみようと思いました。
先生:散文的ですね。なるほどとは思いましたが、ハッとはしませんでした。殻を破って詩的な思いを語ってもらいたいんですけど。

Aさん:ぶっちゃけを言ってしまうと、イチゴは単価も高いので、うまく作れば採算ベースという部分では
先生:ちょっと待ってください。益々散文的です。イチゴを初めてかんだ時、どんな感じがしたか教えてください。

Aさん:甘くて酸っぱくて、自分で育てたわけですから。今までのがんばりが頭の中に浮かんでくる。
先生:それです!

(質問2)なぜ結婚したいと思うんですか?
Aさん:家庭という一番小さな人間関係を作ることで、社会的な信用も得られるし、何より
先生:ちょっと、ちょっと。

Aさん:本音を言うと、嫌なことがあった時に共感してもらったり、いいことがあったら「よかったね」って言われたら、喜びは2倍になる。
先生:今ので、ちょっと詩的になったんじゃないですか?
Aさん:先生の言葉を聞いて、ありのままでやっていきたいです。

 いかがでしたか。例を挙げて教えてもらうとよくわかりますね。仕事の時は誰でも多少は殻をかぶっているかもしれませんが、そういう時でも、ふっと気持ちが表れると人は共感するのではないでしょうか?ちょっとずつ小出しにするのもいいかも。プラクティスあるのみですね。















































































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