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zoom RSS 嵯峨野・直指庵「想い出草ノ−ト」〜TV「ETV特集」より

<<   作成日時 : 2015/05/03 07:32   >>

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 ゴ−ルデンウィ−クで、嵐山・嵯峨野も大勢の観光客でにぎわっていますが、奥嵯峨にある直指庵は静寂に包まれています。昭和39年から境内に置かれるようになった「想い出草ノ−ト」には、訪れた人達が胸に秘めた様々な想いをつづっています。

 昭和50年代の嵯峨野ブ−ムでは、多くの女性が直指庵にやって来ました。その頃は女性の庵主さんがおられて悩みを聞いたりされていて、テレビで放送されたことを記憶しています。マスコミの報道もブ−ムの一因だったのでしょう。

 時が変わっても、人々の悩みは尽きないようで、昔は女性がほとんどでしたが、今では男性が一人で訪れてノ−トに書いていくこともあります。

【仕事を辞め、離婚して1か月間放浪の旅の途中・26歳男性】
 「転勤で海外へ行ってほしいと言われたけど、共働きで子供もいたので、1人で養っていけるか不安で、辞めて転職しようと思っていました。それを妻に話さなかった僕が悪いんですけど、ケンカになったりして離婚しました。誰にも言えなかった部分を素直に書きました」

【秋田から京都に来て働いている20代女性】〜ノ−トに書いたこと
 都会に住み、家と仕事場との往復の毎日…。残業ばかりで休日出勤も当たり前になってしまいつつある現状。正直だいぶしんどいです。本当はもっと楽しく仕事がしたいのに。

女性:みんな何がしか、しんどそうやな。
男性:ほんまやな。
 女性はノ−トを読んで涙ぐんでいました。

【仕事と3人の子育ての両立で悩む女性教師(34歳)】
 学校の仕事を終えると遅くなり、子供のお迎えも一番最後になってしまいます。それから買い物、夕食で一人の時間はないそうです。

 「仕事と子育ての両立は難しくて、子供達に寂しい思いをさせていることを申し訳なく思っています。一方で仕事もきちんとしたいんですけど打ち込めず、どっちつかずの状態でモヤモヤしています。

≪ノ−トに書いたこと≫
 私は「私」をどこかへ置き去りにしている気がする。肩書きを取り払ったら、今の私には何が残るだろうか。しなきゃいけない事に惑わされ過ぎて、自分がどうしたいのか考える間もなかったと、今日ここに来てわかった。これからはもう少し、自分の心の声に耳を澄ませてみようと思う。

【認知症の母親を介護する50代女性】
 20代→恋愛 30代→仕事・離婚 40代→子育て 何かある度に来てノ-トに書いて区切りをつけて、また生活を始めていったそうです。

 「母が認知症になって同居し始めて、毎日の生活が一変したんですね。認知症は人が変わっていくんで、それを見ているのがつらくて逃げ出したい。母とちゃんと向き合って逃げんとこうと思って、区切りをつけに来ます」

 「声を荒げてけんかすることも少なくないし葛藤だらけ。これが他人だったらもっと優しくできるかもしれないなとか思うもんね。自分の親だから期待しちゃうのかもしれない。いつまで続くのかなと思うこともある。介護している人の事件とかニュ−スで見ると、他人事と思えないです」

 今50代・60代の人が抱えている親の介護の問題は、本当に深刻ですよね。子育てはあと何年という区切りがつきますが、介護では見通しがつかない点が大きな違いです。
 
 母親と同居しているので、彼女の葛藤がよくわかります。元気な頃の親の姿を知っているので、日々弱っていくのを見るのは辛いですが、でも嫌なことを言われたり、忘れていたりというようなことが毎日続くと、きれいごとでは済まされませんよね。そんな時に「想い出草ノ−ト」に書いて、自分の気持ちをリセットしているのでしょう。

 5000冊にもなるノ−トが果たした役割の大きさに、改めて想いを馳せる次第です。
 では今日の文字は、そんなノ−トに感謝の気持ちを込めて「想い出草」と書きましょう。
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